登場人物を決める

更新日・2016年08月14日

キャラの作り方は大きく分けると、見た目、長所短所、社会性、物語の役割、 その4項目に分かれます。

画像_ストーリーの割合

物語の役割として登場人物は主人公か、悪役(敵役)か、

それとも主役の助言者(援助者)か、あるいは脇役など、ストーリー上の関わり方を決めます。

人物設定の見た目は、性別や年齢・姿形だけでなく、服・アクセサリーによっても 変わります。

形見であるイヤリングを耳に付けた登場人物なら、故人をしのんでいるのでしょう。

社会性とは、他のキャラとの関係性です。つねに、「登場人物A」と一緒にいる「B」は、 それだけでキャラクターが立ちます。

作り方において、気を付けたいのが「長所短所」です。

長所は、作家(あるいは読者)の憧れや理想が反映される事が多く、

例えば全国模試で優秀な成績を修めた頭脳の持ち主、男性にすぐ告白される美しい容姿など、魅力的な描写になります。

しかし、読者から離れすぎたキャラクターは、読者に共感を得にくくなります。

そこで、大事なのが短所になります。

男性にすぐ告白される美しい容姿の彼女は、家では部屋の掃除を全くせず、上下ジャージ姿でくつろぎます。

全国模試で優秀な成績を修めた男子生徒は、気が非常に弱く、クラスの中では自ら存在感を消しています。

以下は、簡単なテンプレート(設定表)になります。

見た目:年齢、性別、服、アクセサリー、体付き、顔、髪型など

長所短所:

物語の役割:

社会性:職業、交友関係、経験、家族等

設定シートは一例です。項目はもっと増やしても構いません。 ノート一冊分もキャラ設定する作家もいれば、A4用紙1枚にまとめる小説家もいます。

決まった量はありません。

何から始めたら分からない時は、キャラの特徴を1、2点に絞って描き出すと、 案外スムーズに進むかもしれません。