短篇か長篇か

更新日・2016年08月25日

物語を一度も書いた経験がない場合、まず、物語の長さに悩むと思います。

長い物語を書こうとすると難しそうですし、短い物語は簡単に書けそうな気がします。

最初は、短編が良いかもしれません。

「小説投稿サイト」に短い物語を投稿すると、読者のコメントが付きます。

「書いた文章が、読まれているんだな」と実感できます。厳しいコメントをする読者もいますが、 文章を書く励みにはなります。

実は、短編はプロの世界において、短い原稿枚数の中で世界を表現するので文章力が要求される上、

作品に対する編集者や読者の評価も厳しくなります。

その分、素晴らしい小説(純文学など)が多くあるのも事実ですが。

文学作品の公募以外は、ほとんどの新人賞が長編作品を募集しています。

ミステリーやファンタジーなど、エンターティンメント系の作家を目指すなら、長編作品を執筆しませんか?

たくさんの文章を書くのはしんどいですが、長編作品の投稿は受賞すれば、単行本になる場合が多いので、 作家の近道になります。

時間は掛かるでしょう。作品の完成まで、新人賞の締切日を目安に考えると、 作品の完成まで最低1年、長くても1年と半年は掛かります。

執筆量が多くなる事はデメリットと考えてしまいそうですが、逆に考えればメリットにもなります。

一文に対する、編集者のチェックも短編に比べると厳しくありません。

誤字脱字を推奨する訳ではありませんが、長編の方が、少しは肩の力を抜いて、 文章が書けるのではないでしょうか。

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