ストーリーを区切る
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更新日・2016年08月13日
ストーリーを区切って、それぞれに役割を持たせると、物語構築がやりやすくなります。
起承転結とは、読者を飽きさせない物語の区切りであり、順序です。 平坦な道が続かないように、物語を工夫します。
「起」でストーリーが始まり、「承」は物語の流れを作り、 「転」はそれまでの流れを大きく変えて、物語を締めくくるのが「結」です。
画像の折れ線は一例ですが、縦軸は盛り上がりを、横軸は時間の経過を表しています。物語に波を作ります。分かりやすいように、推理小説で例を挙げると、
起:
殺人事件が起きる。
承:
主人公が捜査を開始して容疑者を3人に絞り込むが、犯人を特定する証拠がない。
転:
証拠は見つからなかったが、主人公が気転の利いた会話で誘導し、犯人が自供する。
結:
犯人が逮捕される。
犯人を特定できない「承」のストーリーから一転して、「転」では犯人が特定されるストーリーに変わっています。
小説の配分は、「起」と「結」を短くすると物語りが締まります。
「起」が長いと、なかなか物語が始まらず、読者はイライラするかもしれません。
とはいえ、全体の割り合いは自由です。
娯楽小説であれば、日常的なシーンを強調しておいて(起のパートを長くして)、 その後の天変地異やゾンビの出現など非日常的な展開をリアルに描写する場合もあります。
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